バリの税関申告は2026年からAll Indonesiaの一部に

バリ島に到着する前に、All Indonesia(インドネシア入国のための統一電子到着カード)を記入する必要があります。1つのフォームで、入国管理、税関、保健、検疫の各当局に必要な情報をまとめて申告します。以前は電子税関申告(e-CD)をインドネシア税関 Bea Cukai のサイトで別に提出していました。現在は航空機または船舶で到着する場合、税関申告は All Indonesia に含まれています。
2025年10月1日から、All Indonesia は海外からインドネシアに到着するすべての人に義務づけられています。バリのングラ・ライ空港では、それより早く2025年9月1日から導入されました。入国手続きをペーパーレスにし、空港での書類確認の時間を短縮することが目的です。
記入する内容と間違えないためのポイントを順番に見ていきます。ページのアドレスを必ず確認してください。公式フォームは allindonesia.imigrasi.go.id と All Indonesia アプリにしかありません。
All Indonesia とは何か、税関申告とどう関係するのか
All Indonesia はインドネシア政府の公式デジタルプラットフォームです。以前は別々に記入していた複数のフォーム、つまり入国カード、健康申告、税関申告 e-CD を一つにまとめました。税関にあたる部分は、フォーム内の Customs Declaration というセクションです。送信するとシステムが QR コードを発行します。このコードを到着した空港や港の検査で読み取ります。
正しく記入すれば入国審査が早く進み、国境での待ち時間を避けられます。
バリ入国には全員に税関申告が必要か
はい。バリに国際線で到着する外国人旅行者は全員、Customs Declaration を含む All Indonesia のフォームを記入します。バリに空路で到着する場合、ecd.beacukai.go.id の e-CD フォームを別に記入する必要はありません。e-CD は陸路でインドネシアに入国する場合と、出国時の一部の申告のために残っているだけです。
到着の何日前から All Indonesia を記入できるか
フォームは到着の3日前から記入できます。それより前には記入できません。この時期には便名も滞在先も決まっているはずです。フォームは英語を含む複数の言語で利用できます。
事前に間に合わなかった場合は、着陸後に記入することもできます。ただし長時間のフライトの後では、QR コードを用意して到着するほうが楽です。
All Indonesia でバリの税関申告を記入する手順
フォームは公式サイト allindonesia.imigrasi.go.id で記入するか、App Store または Google Play でダウンロードできる All Indonesia アプリを使います。
始める前に次のものを用意してください。
パスポート
航空券と便名
インドネシアの入国日と出国日
最初に滞在するホテル、ヴィラなどの住所
ビザ、KITAS、KITAP の番号(すでに取得している場合)
トップページで、外国人旅行者は Foreign Visitor を選びます。
ステップ1. Personal Information — 個人情報
最初のセクションはパスポートの情報と連絡先です。手で入力するか、Scan MRZ ボタンを使ってパスポートの写真ページ下部にある機械読取領域をスキャンします。スキャンすると一部の項目が自動で入ります。スキャンのあとは必ず内容を確認してください。姓名、パスポート番号、生年月日、有効期限を見ます。
フォームでは次の情報が必要です。
パスポートの発行国
姓名
生年月日と出生地
性別
パスポート番号
パスポートの有効期限
電話番号
e-mail
All Indonesia は、旅行とビザの取得に使うのと同じパスポートで記入してください。
家族や二人で旅行する場合、同行者は Add Traveller ボタンで追加できます。一人ひとりが自分のスマートフォンでフォーム全体を記入する必要はありません。
ステップ2. Travel Details — 旅程
ここではインドネシアの入国日と出国予定日を入力します。到着日には注意してください。時差、とくに夜間のフライトでは間違えやすい項目です。
ビザ、KITAS、KITAP をすでに取得している場合は、ここで書類の番号を入力できます。
ステップ3. Mode of Transportation & Address — 便と住所
航空機で到着する場合、交通手段のセクションでは AIR を選びます。一般的な観光旅行であれば Purpose of Travel は HOLIDAY / SIGHTSEEING / LEISURE が当てはまり、バリの到着地は NGURAH RAI AIRPORT です。
次に、インドネシアに到着する便の種類、航空会社、便名を入力します。乗り継ぎがある場合は、最後の国際線を入力します。
たとえば東京 → シンガポール → バリという経路であれば、All Indonesia にはシンガポール → バリの便を入力します。
そのあと滞在の種類と住所を入力します。休暇中にホテルやヴィラをいくつか移動する場合も、到着後に最初に滞在する場所だけで十分です。
ステップ4. Declaration — 各種申告
All Indonesia の最後の部分は、Health Declaration、Quarantine Declaration、Customs Declaration という3つのブロックをまとめたものです。
Health Declaration では体調について答えます。発熱、咳、鼻水、喉の痛み、呼吸困難など、フォームに挙げられている症状の有無です。また、直近21日間に滞在した国を入力するよう求められます。
Quarantine Declaration は、検疫の対象となる動物、植物、製品に関するものです。種子、苗、果物、野菜、動物性または植物性の製品などが当てはまります。一部のものには追加の書類が必要です。
最後のブロックが Customs Declaration、つまり以前は e-CD として別に記入していた電子税関申告です。ここでは荷物の個数と、税関に申告する必要がある物品を入力します。
バリの税関申告:何を申告するのか
旅行に通常必要な範囲の自分の持ち物、たとえば衣類、靴、身の回り品は、個別に挙げる必要はありません。
Customs Declaration に個別に記載するのは次のものです。
海外で購入した個人的な物品のうち、1回の到着につき1人あたり500USDの免税範囲を超えるもの
1億インドネシアルピア以上、または他の通貨で相当額の現金その他の支払手段
免税範囲を超えるアルコール
免税範囲を超える紙巻きたばこ、葉巻、その他のたばこ製品
個人使用目的ではない物品や商業目的の貨物
持ち込みが禁止または制限されている物品
IMEI 登録が必要な携帯電話、タブレットなどの機器
成人の旅客は、アルコールを1リットルまで、たばこを紙巻きたばこ200本、または葉巻25本、または刻みたばこ100グラムまで、酒税・たばこ税なしで持ち込めます。アルコールについては、税関規則で21歳以上という年齢が示されています。免税範囲を超えた分は税関がその場で廃棄します。海外で購入した個人的な物品が500USDを超える場合、関税と税金は超過分にのみかかります。ある物を申告すべきか迷うときは、フォームに記載しておくほうが安全です。「Yes」と答えること自体が、支払いが発生するという意味ではありません。関税がかかるのは免税範囲を超えた場合や商業目的の物品の場合で、判断するのは税関の職員です。
携帯電話とタブレットは別の話です。インドネシアの滞在が90日未満であれば、税関で IMEI を登録する必要はありません。ローミングを使うか、現地の観光用 SIM カードを購入できます。インドネシアの観光用 SIM カードは最長90日間使えます。海外で購入した機器をインドネシアの SIM カードでそれより長く使う場合は、到着エリアの税関職員に申し出てください。
QRコード — All Indonesia の記入後にすること
すべて入力したらフォームを確認し、内容が正しいことを承認して Submit を押します。送信すると QR コードが発行され、到着カードは Download Arrival Card ボタンでダウンロードできます。インターネットがなくてもコードを出せるよう、スマートフォンに保存するかスクリーンショットを撮っておいてください。
QR コードは到着後の検査で提示します。印刷する必要はありません。
家族やグループで旅行する場合、同行者は Add Traveller で1回の申請にまとめて追加できます。検査が終わるまで一緒に行動し、追加した全員の QR コードを保存しておいてください。
All Indonesia と電子税関申告でよくある間違い
フォーム自体は簡単ですが、間違えやすい項目がいくつかあります。
旅行者に多いのは次のような間違いです。
実際の到着日ではなく出発日を入力する
乗り継ぎのとき、インドネシアに到着する便ではなく経路の最初の便を入力する
Scan MRZ のあとに内容を確認しない
パスポート番号を間違える
最初の滞在先だけでよいのに、すべてのホテルを入力しようとする
荷物を確認せずに、Customs Declaration のすべての質問に「No」と答えてしまう
送信前に間違いに気づいた場合は、その場で直すだけです。すでに送信した場合も、出発前ならデータを変更できます。Retrieve Arrival Card でフォームを呼び出し、Change Data を押します。直せない場合は、検査の職員に間違いを伝えてください。パスポートの情報や申告が必要な物品に関わる誤りであれば、とくに重要です。
All Indonesia を記入していないと入国審査は通過できません。事前に間に合わなければ、空港で記入することになります。また、1億ルピアを超える現金を申告しなかった場合、税関は金額の10%、上限3億ルピアの制裁金を科します。実際より少なく申告した場合は、差額に対して計算されます。
All Indonesia と税関申告についてよくある質問
All Indonesia は有料ですか
いいえ。公式の All Indonesia のフォームは無料で記入できます。到着カードや QR コードそのものに支払いを求めるサイトがあれば、ページのアドレスを確認してください。
All Indonesia の紙のコピーは必要ですか
いいえ。スマートフォンの QR コードで十分です。念のため、出発前にスクリーンショットで保存しておくと安心です。
バリ入国のために税関申告を別に記入する必要はありますか
いいえ。Customs Declaration はすでに All Indonesia のフォームに含まれていて、到着カードの他のセクションと一緒に記入します。以前は Bea Cukai のサイトに e-CD という別のフォームがありましたが、航空機と船舶での到着については All Indonesia が置き換えました。
All Indonesia を間違えて記入した場合はどうすればよいですか
送信前に気づいた場合は、フォームでデータを直します。すでに送信した場合も、出発前なら Change Data でデータを変更できます。うまくいかない場合は、空港の職員に間違いを伝えてください。パスポートの情報や申告する物品に関わる場合は、そのままにしないでください。
バリ旅行の前に他に何を準備すればよいですか
All Indonesia の電子フォームはビザの代わりにはなりません。これは別個の到着カードです。短期の旅行には Visa on Arrival (VOA) が合う方が多いです。インドネシアで数か月過ごす予定であれば、観光ビザ C1 を事前に取得できます。
バリ旅行にどのビザが合うか分からないときは、Legal Indonesia にご相談ください。適した選択肢を選び、書類を準備し、出発前にインドネシアのビザをすばやく取得するお手伝いをします。税関申告の記入もサポートします。













