インドネシアで会計担当者が犯しやすいミスTOP3と、その防ぎ方

外国資本の会社がインドネシアで事業を行うには、多くの細かな点に注意が必要です。経験豊富な会計担当者でさえ、制裁金や追徴課税、行政機関とのトラブルにつながるミスを犯すことがあります。

当社Legal Indonesiaでは、違反が見つかったあとに会社のオーナーからご相談をいただくことが少なくありません。これまでの経験から、会計担当者がとくに犯しやすい3つのミスをまとめました。

ミス その1.四半期報告LKPMの未提出

状況:
あるお客様は、社内の会計担当者に報告業務を任せていました。担当者は取引の記帳は行っていましたが、提出期限の管理はしていませんでした。その結果、月次報告は遅れて提出され、四半期の投資報告(LKPM)にいたっては、まったく提出されていませんでした。

リスク:

  • 遅延に対する制裁金、

  • OSSシステム上での会社の凍結、

  • ライセンスの更新や従業員のKITAS延長の際の支障。

当社の対応:
内部チェックを実施し、未提出の報告を見つけて、期限内に提出することができました。お客様は制裁金と、BKPM(投資調整庁)とのトラブルを避けられました。

ミス その2.業務委託先への支払いでPPh 23を源泉徴収していない

状況:
会社は業務委託先を定期的に利用していましたが、会計担当者は支払いをすべて「営業費用」として処理し、義務であるPPh 23を源泉徴収していませんでした。

リスク:

  • 期間全体にわたる税の追徴、

  • 制裁金と延滞利息、

  • 報告内容の信頼性への疑い。

当社の対応:
内部チェックの過程でこのミスを見つけ、報告内容を修正し、PPh 23の正しい計算と源泉徴収の手順をお客様にご案内しました。これで会社は、業務委託先に関する税金が正しく納められていると安心できます。

ミス その3.外国人従業員の税額計算の誤り

状況:
会社は外国人の専門家を雇いましたが、その従業員に税務居住者の資格がないにもかかわらず、会計担当者は居住者向けの税率を適用しました。税額はほぼ半分に過少計上されていました。

リスク:

  • 税の追徴、

  • 過少申告に対する制裁金と延滞利息、

  • 雇用主にとっての評判リスク。

当社の対応:
正しい税率で税額を計算し直し、報告内容を修正したうえで、その従業員がNPWPを取得するお手伝いをしました。これにより従業員の税負担は軽くなり、計算の透明性も確保されました。

こうしたミスを防ぐには?

当社は会計・税務報告の内部チェックというサービスをご提供しています。これは監査ではなく実務的な点検であり、税務当局より先に、ミスや不正確な点、制裁金のリスクを見つけ出すためのものです。

当社の進め方:

ステップ1.チェック

  • 提出済みの報告と取引の分析、

  • 見つかったミス、制裁金の可能性、推奨事項をまとめたファイルの作成。

ステップ2.修正

  • 報告内容の修正、

  • 訂正した書類の提出、

  • 今後の記帳についての推奨事項のご案内。

インドネシアの主な期限

月次報告:

  • 納税 — 翌月10日まで

  • 報告の提出 — 翌月20日まで

四半期の投資報告(LKPM):

  • 四半期の翌月10日まで

年次の税務報告:

  • 個人 — 3月31日まで

  • 法人 — 4月30日まで

会計担当者のミスは、インドネシアで事業を行う会社にとって高くつくことがあります。未提出の報告、誤って計算された税金、正しく登録されていない従業員。いずれも制裁金や業務の停止、余計な出費につながります。

内部チェックはLegal Indonesiaにご依頼いただき、報告が整っていることをご確認ください。お金と時間、そして気持ちの余裕を守ることにつながります。

制裁金や税務当局とのトラブルを避けるため、これらの期限にご注意ください。ご不明な点や報告書の作成でお手伝いが必要でしたら、ぜひご連絡ください。

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